2018/01/09
こんにちは。柚ノ木です。今日は少し番外編で私が一番最初にデッサンをしたときの事をふりかえってみました。マジメな?ブログですww
元々絵を描くことは小さいころから大好きでしたが、高校を美術専門の学校へ行き、はじめて先生から習った時は、先生が何をいっているんだかわからなかったことを鮮明に覚えています。(○´・Д・`)ノ
でもまあ絵を描いたりっていうのはそれぞれの感性なのでどういった描き方が正解なんてものはないのでしょうけれどヽ( ´_`)丿
それでも今でもこの先生に出会えてよかったなと時々思い返すのです。
アリだとか鳥だとか、なんだ?って感じですよねww
変人決定です。(ノ´▽`*)b☆
石膏を置かれて、数時間アドバイスも何もなしで突然描かされやっともらった一言がこれでしたw
美術とか芸術の先生ってやっぱ変人なのかーとしみじみ思っていたような。(´・Д・)」
その後デッサンを続けていくうちになんとなーくわかりかけてきて。
私の解釈があっているのかなんて今でもはっきりとはわかりませんが。。。
どこなのかわからないけれど、何かが違うなーと思うと、一生懸命に鼻の部分を描きなおしてみたり、影の部分を描きなおしてみたりして。でも、やっぱりしっくりこないんです。きっとこれがアリのデッサンなのかーと後々気づきました。
ちまちまと部分的に直してもやはりゆがみってとれないんですよね。何かがしっくりこないとおもえば、その感覚ってやっぱりあたっていて。
でも石膏の顔の細部や髪の影なんかにとらわれてちまちまなおしているうちは、そのことに気づくことさえできない。近い画面に集中しすぎて全体が見えていなかったんです。アリの視点でアリの動きのまま。
ある時休憩から戻りながら遠目に自分のデッサンが見えた時。
あれれ。。。。
歪んでる歪んでる!!ww
自分でもビックリなほど、細部以前に、全体がズレて、傾いてる!こりゃー、細部を何時間直しても解決するわけはない!
鳥さん登場の瞬間でしたw w ヽ(´∀`)ノ 大きな視野でみないと全体は見えてこない。
全体が見えて、大きく傾いてることに気づいてそれを直そうとおもったら、思いっきり消して形を取り直すしかない。
何時間も、何日も描き続けて完成に近づいてきたものをほとんどゼロに戻す感じです。(´;ω;`)
もうどうにでもなれーと思って泣く泣く何日も描いてきたデッサンをバーンと消して。構図とか根本的なところからやりなおし。
鳥の視線で〜陰影をとって〜、何か違うと感じたら鳥が飛んできたようにバサーッと消しちゃって〜 鳥のようにはばたく気分で〜笑(´∀`σ)σ
そうしていくうちに、あ、何か形が見えてきてととのってきた。
そんなこんなで少しずつ全体像が描けるようになりました。
まだまだ修行は必要ですがww
デッサンにかぎらず、
小さな視野とか価値観にはまっちゃっていることに気づく、
全体を違う視点から客観的に見ることに気づく、
失敗を恐れない、
何かが違うと思ったら一旦リセット、初心に帰ってやり直す。
これって、人生において(大げさww) 色んなところで大事なんじゃないのかな〜なんて今思ったり。スポーツでも仕事でも人間関係でも(*’U`*)
外国にいると価値観が違うのとかって当たり前ですしね。
ずっと何かを一定のやり方で続けてきて、いきなりその方法をやめるってなかなか難しい事だけど、それをする事で今まで見えてなかった新しい道が見えたり。
あの頃は何時間も何日も座り続けて絵をかいて全然できなくて疲れて、上手くなる方法をとっとと教えてほしい!とか思ったりしたけど、ステップバイステップで言われたことをただやるだけなら、簡単ですよね。
なんとなく言われたことをやって、それができて、それ以上追求しようともおもわなかったはず。
答えがわからなかったからこそ、探そうと試行錯誤したし、気付けた事のおもみを感じた気がします。
絵を描く以上の、大事な事をおそわっていたんだな〜と感じます。
ゆっくり時間をかけて一つの事をやるって、すごい色んなことに気づけるいい時間だったんだな〜としみじみ思います。
ゆっくりと何かをする事の時間が作れない今、あの時の時間って本当に大事な時間だったなと感じます。
ああ〜久しぶりにゆっくり何も考えずにデッサンしたり、油絵かいたりしたいな〜♪(o・ω・)ノ))
長いつぶやきに最後まで付き合ってくださってありがとうございましたヾ(o´∀`o)ノ